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改 四号請求訴訟のブログ

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住民訴訟の7割は負ける?

よく、「行政訴訟の7割は負ける」とか言われます。

 これは弁護士の悪いクセです。すべてを一緒くたにしています。

 住民訴訟も7割が負けてしまうのかと思ってしまいます。


 「民事訴訟の7割は和解になる」という言い方もあります。これもなんだかわかりません。



 離婚訴訟も交通事故も、名誉毀損も、何もかもが一緒になっているのです。


 だから行政訴訟も7割が負けるとしているのも、住民訴訟に関しては正確ではありません。
 住民訴訟自体が少ないのです。

 また住民訴訟には和解はありません。


 区画整理の計画に不満がある、課税が不満である、それと公務員に違法があったので訴えを起こした。これは違う性質の行政訴訟です。

 自分の利益を主張して、自治体を訴える行政訴訟は自分の権利のために行なう訴訟です。


 公務員や長の違法行為を告発し、訴える訴訟のと一緒にすることはできないでしょう。
 自分の権利と言うより市民の権利として行なう公益性の高い訴訟です。



 全てを一緒にしてしまうと何のことかわからなくなります。
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